全部同じ日に自転車で回りました。
【愛宕山城】(あたごやまじょう)
愛宕山城は、その中でも規模も大きい平山城です。
谷津山の一部が愛宕山城になります。
静岡市中心市街にある独立した細長い丘陵が谷津山です。
地図をみるとおもしろいのが、駿府城の北西には賤機山が、
北東には谷津山が要塞のように位置しています。
[ここに地図が表示されます]
安倍川が賤機山のすぐ西側を流れていて、
大手がある南は東海道です。
ここに今川館があったということの必然性が見えてきますね。
本丸の周辺は公園になっているので歩きやすいです。
一人でも行けます。
遺構が残っていてびっくりしました。
堀切の規模も大きいものがあります。土橋も綺麗に残っていました。
目の前は北街道
展望最高ですね。
富士山もちらっと見えます。
【八幡山城】
八幡山城は、神社や公園整備でかなり変わってしまっていますが、
城の雰囲気は残っていました。
富士山が綺麗に見えて気持ち良い場所ですね。
今川氏親の家督争いの時に
関東からきた太田道灌が陣を置いたと『今川記』にあるそうです。
八幡山城より南西に少しいくとあるのが
【有東砦】です。
今川氏家臣福島氏の居所で、
永禄年間(1558〜)甲斐の武田信虎が今川氏を頼り居住したとも伝えています。
規模は小さいですが本曲輪に少しの土塁跡がありました!
市街地に埋もれている静岡市中心の城でした。
地元の人もほとんど知りませんが、城がここにあったということは感じられます。
後に武田徳川が入ったにせよ、今川時代の軌跡を感じられていいですね。
参考文献
静岡県の城跡 中世城郭縄張図集成(中部・駿河国版)/静岡古城研究会
おわり