雪が降る中バスを待ち、10分で宇津ノ谷峠入口着。
雪もすごいし時間もあるので道の駅でおでんタイム(*´∀`)
宇津ノ谷峠
14:00 蔦の細道(静岡)登り口
15:00 旧東海道(岡部)登り口
15:40 宇津ノ谷集落
15:50 明治トンネル−明治の道
16:40 岡部宿大旅籠柏屋
(17:10 バスで静岡へ戻る←昭和の峠越えw)
一般的にもよく知られている宇津ノ谷峠ですが
いくつかルートがあります。
蔦の細道・・・古代〜中世の道とされている
東海道・・・豊臣秀吉が小田原征伐の際に整備したとされる道
明治の道・・・明治9年に完成された明治トンネルを通る道
あとは大正、昭和、平成とそれぞれトンネルが作られ、
時代の変化にともなってより便利になっていきました。
道の駅で腹ごしらえをしているうちに吹雪もおさまりスタート!
両サイドが沢です。
当時もそうだったのなら獣避け?崩れた可能性もあるかな。
山賊も多かったらしいし、峠越えは大変だったんだろうな。
なんて思いながら登ります。
思ったよりも早く蔦の細道の峠に着きました!
素晴らしい景色です。
雪雲も去っていき、富士山も少し見えます。
「蔦の細道」ならば、富士山が見えるのですね。
歌人ならば詠みたくなります歌人ならば。
といってもあまり富士山の歌は無いような?
それより「暗いし、寂しい山で、雨も風も降っている」的なのが多いです。
あと「うつの山…夢うつつ」が多い。
今ならどっかの俳句の先生がうんざりするほど(;´д`)
短くても峠越えは大変だったんだな。
下りは石畳がごろごろとしてます。
崩れたような箇所もあります。
古そうな石垣もあっていい感じです。
【猫石】
古代信仰の石(猫の形に見えるから?って話してた;)
峠神の磐座であり、神社原形の一つ。
周辺は聖なる場所と崇められるところ。
古代の道の大切な場所だったんだな|д゚)
今度行ったらちゃんと感じてきます。
宇津ノ谷を舞台にした歌が多く歌われています。
平安時代から人の往来があったということがはっきり分かって
その道を今も歩けることが嬉しいです。
でも、昭和36年ころまでは蔦の細道も旧東海道もどこにあるのかははっきり分からなかったそうです。
長田西小学校の先生であった春田氏が10年の歳月をかけて探し出してくださいました!
この本を読むと、発見した当時のことが書かれています。
その後整備されたことに感謝ですね。
観光名所のように綺麗すぎる整備ではなく、当時を思い浮かべられるような整備に、と望まれたそうです。
「整備のし過ぎ」を嘆く声が聞こえてくる昨今、大変ありがたいことです。
峠を抜けて舗装された道を少し歩きます。
ずっと見てみたかった
木和田川砂防堰堤郡のうち1号と2号を見れました。
【木和田川砂防堰堤郡】
明治43年の豪雨による山腹崩壊を契機に、県が建設した
石積砂防堰堤郡。1号から8号まですべて登録有形文化財。
現在は当時のやり方も踏襲しつつ、修復されているそうですが
コンクリートで固めてしまうよりは、景観がいい気がして好きです(ノ∀`)
川とか湖とか分流とかとりあえず水関連好きです。
次は旧東海道!
Bへ続く。