2012年02月15日

臨済寺@



静岡市葵区にある臨済寺です。

賊機山(しずはたやま)の山麓にあるお寺です。


【臨済寺】
臨済宗妙心寺派
駿河の戦国大名・今川氏の菩提寺。

本堂(大方丈)は国の史跡
本堂裏の庭園は国の名勝

所在:静岡市葵区大岩町7-1
アクセス:静岡駅から、しずてつジャストラインで安東循環線「臨済寺前」下車すぐ


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臨済寺は今川氏親が、出家した子・栴岳承芳(後の今川義元)のために、母、北川殿の別邸跡に建立した善得院が前身。

その後、義元の兄の氏輝が24歳でなくなり、義元がここに葬り、氏輝の法名にちなんで「臨済寺」と改めました。

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写真が趣味だったという徳川15代将軍慶喜公の撮影した、このアングルからの写真がありますね。



現在でも修行僧が修行しています。
このため普段は拝観はしておらず、門が閉ざされているときは入れません。
方丈の前までは入れるときもあります。何もないときならば。


わたしはいつも入り口までしか行けないのかと思って近寄らなかったのですが、
入ることができたので、それから数回ふらりと立ち寄っていました。
(ここでは、足りない部分は普段の写真も載せています)

そして、年に二回、一般公開される日があります。
春…五月十九日(今川義元命日)
秋…十月十五日(魔利支天祈祷会らしい)

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2011年5月19日待ちに待った当日。
意気揚々と向かいました。
並ぶほどと聞いていましたが、すでに昼時も過ぎていたためか
それほど混んではいませんでした。

臨済寺

普段と違って山門に幕がかかっていますね。
この山門にかかげれらている山号『大龍山』の額は徳川慶喜の書いた字。
実際の書は本堂にありました↓



山門には仁王像が勇ましく構えています。
神仏分離により、ここからすぐ近くにある浅間神社から移動されました。
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立派な山門をくぐり、鬼階段を上ると
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国の重要文化財 大方丈

(普段)
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5月19日はカラフルな幕が。
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10月15日はたま違うものだったのですが、写真がありませんでした。



向かって右側にはこれまた立派な鐘楼。
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座禅堂
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中には魔利支天が祭られています。

そし両脇にはお坊さんが座禅する場所が。
御朱印を書いていただいたときに(初!)ちらと聞きましたが、
この一畳分が自分のスペースらしく、ここに布団を引いて寝ると教えてくださいました。
上には名札があります。



そして、10月15日には祈祷をしていただけます。5月は確かありませんでした。
私は見学するため着席…(写真は5月19日なので椅子がありませんね)
すると10人ほどのお坊さんがそれぞれ座禅の席に座り、お経の束を二つとりだしました。(30センチくらいの高さ)

そして始まるご祈祷
・・・・・(●д●)?!
10名ほどの若きお坊さんが皆々大声でお経か何かを叫び始めました。
叫んでました(>Ц<)
ジャバラになってるお経の束を一冊づつとって、
マジシャンがトランプを手から手に移動するようにばさーーーっと。

「〜〜〜〜〜第(数字)〜!!!〜〜〜〜!!」
ほんとに何言ってるか分からないんだけれど、
数字を言ってるようでしたので、お経の札の番号かな??

口では説明できないけど、さすがにご祈祷中に写真は撮れなかったし
なにより最初の数分は身動きができず。
みんな固まっているようでした。

10分くらいはやっていたのだろうか。。。
最初はほんと恐かった。いつこれ静かになるのかも分からなかったし
少し怖かったけど、ご祈祷してくださったってことですもんね。
(すみません詳しく分からないもので)


10月15日にお越しの方は是非一度…。




(2016.3 誤字修正)
ラベル: 今川氏
posted by さら at 17:11| Comment(2) | 今川氏関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする