私の一番身近なお城。
徳川家康の晩年の城、駿府城です。
昔は駿府城としてというよりも「駿府公園」としてしか見ていなかったので
お堀の鯉や鳩にパンをあげに行っていました。
それでも朝っぱらから一人電車で行くくらい好きだったんですね。
(昔は電車で15分ほどのところに。現在は自転車ですぐ)
平成元年に巽櫓(たつみやぐら)が復元完成。
平成8年には二の丸東御門が復元完成しました。
まだ新しいので綺麗です。
東御門(櫓門と多聞櫓)
駿府城二ノ丸の東に位置する出入り口
二ノ丸堀に架かる高麗門、そして巽櫓。(後ろは県庁)
巽櫓
本丸堀からの東御門
こんなすごい城下が広がっていたのですね。
典型的な輪郭式
そして今はなき五重七階の天守…の模型
1610年に完成した天守閣は、1635年に城下で発生した火災にて、御殿、櫓、塀などと共に焼失してしまいます。
その後、天守閣は再建されず、現在の天守閣跡には何もありません。
市民の憩いの場です。
個人的には駿府城で見ものなのは、水堀+石垣!!
二ノ丸堀はぐるりと一周できますし、三の丸堀もかなり残っています。
北御門裏
もちろん改修工事の跡はすごいのですが
これも見もの。
一箇所でいろんな時代の石垣が楽しめるところもあります。
まぁ見た目は余り綺麗ではないかもしれませんが
これも歴史だと思えば…。
(平成21年(2009)8月11日に発生した地震により
駿府城の石垣は四ヵ所ほど崩れてしまいました。
23年11月現在も工事をしています。
その工事事務所に立ち寄ると、「駿府城の石垣」というパンフレットをもらえました。
復旧工事の仕方や、駿府の石垣についてが分かりやすく載っています。)
そして駿府城は、全国各地の諸大名に命令し築城させる天下普請のお城です。
その責任者達が「ここは自分たちがやったよ!」「しっかりやってるよ!」
ということを示すための刻印が、現在も残っています。
北門の裏側にいくつも見られます。
その他にもあるのですが
たまに昭和のイタズラ刻印もあるので注意。
(南側駿府公園入り口の橋左側にあるものは昭和のものだと石垣改修工事の方に聞きました)
駿府城については随時新しい記事を書いていきたいと思います。
いつも見慣れすぎていてちゃんとした写真を撮っていないと気付きましたので
今度駿府城をじっくり歩き回ってみます。
【駿府城】
縄張:輪郭式平山城
築城:1586年(天正14年)
城主:徳川家康〜
遺構:石垣・堀
復元→東御門・多聞櫓・二ノ丸巽櫓
JR静岡駅より徒歩15分
現在は「駿府公園」として市民の憩いの場